awsのping監視とは?必要性と基本的な方法を解説

サーバー監視ではPing監視が重要とよく言われていますが、どのような監視なのでしょうか。awsを運用監視する際にもPing監視が必要なのかどうかが気になっている人もいるでしょう。この記事ではawsの運用におけるPing監視の必要性と基本的な方法を紹介します。

awsのPing監視を効率的におこなう方法も解説するので有効活用してください。

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そもそもPing監視とは

Ping監視とはPingコマンドを使用する死活監視の一種です。サーバー運用の際には多かれ少なかれ監視が必要になりますが、Ping監視は最も重要な作業です。Ping監視は対象のデバイスが稼働しているか、ダウンしているかを見極めるためのテストになっています。

デバイスに対してPingコマンドを送り、応答が確認できた場合にはダウンしていない、応答が確認できなかった場合にはデバイスがダウンしていると判断するだけの簡単な監視作業です。デバイスの可用性を判断するのにも使用するため、可用性監視と呼ばれることもあります。

なお、サーバーやネットワークなどの運用をするときにはパフォーマンス監視もするのが一般的です。ディスク容量やトラフィック、CPUやメモリなどの状況を監視して障害発生を未然に防ぐことを目的とします。Ping監視ではデバイスがダウンした時点で気づくことになり、障害が発生して早急に対処しなければならない状況になるリスクがあります。

パフォーマンス監視をしてデバイスがダウンしないように予防措置を取ることで、いつも快適にサーバーやネットワークを使用できる状況を保つことが可能です。Ping監視は最低限の監視であって、運用上はパフォーマンス監視の必要性も高いと考えた方が良いでしょう。

awsにおけるPing監視の必要性

awsを利用するときにもPing監視は必要です。awsはクラウドサーバーのハードに当たる部分について、aws側が運用や監視の対応をしてくれる仕組みになっています。しかし、割り当てられている領域以降についてはユーザーが責任を持って運用や監視をする必要があります。

サーバー本体のPing監視は必要がありませんが、割り当てられた領域に作成したインスタンスなどのPing監視をして、ダウンしていないかどうかを確認することは必須です。

awsにおけるPing監視はCloudWatchを使うのが基本

一般的にサーバーを構築して運用する場合にはサーバー監視ツールを利用して監視します。有料ツールもありますが、オープンソースの無料ツールも多数公開されているため、優秀なエンジニアがいる現場では無料ツールをカスタマイズして使用している傾向があります。

ただ、パッケージ型になった有料ツールはユーザーインターフェースが優れていて使いやすいため、初めてサーバー監視をするときには有料ツールを導入していることも少なくありません。ただ、awsにおける監視作業では基本的にツールを新たに購入したり、カスタマイズして作成したりする必要はありません。

awsに標準で備わっているCloudWatchで基本的な監視はできるからです。Ping監視についても最も基本の監視作業なので、CloudWatchで対応することができます。CloudWatchでインスタンスを指定し、ステータスチェックをするだけでダウンしているかどうかがすぐにわかります。

使用しているインスタンスの数が多いと人力でチェックするのは大変ですが、初期段階でインスタンス数が少ないうちであれば目視で確認していけば問題ありません。また、CloudWatchを使用するとアラートを出すこともできます。

ステータスチェックアラームという機能があり、ダウンしたときにどのようなアクションを取るかを定めることが可能です。アラートを出す条件も詳しく設定できます。ステータスチェックアラームを設定しておけば、人が常時監視していなくても問題はありません。

アラートにすぐに気づけるようにしておけば十分なので、Ping監視にかける時間も労力も少なくて済みます。その分の労働力をパフォーマンス監視などに用いればより効率よくawsを運用できるでしょう。

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他のサーバー監視ツールでもPing監視は可能

awsのCloudWatchは簡便に利用できるように設計されていますが、基本的な機能でできることは限られています。今まで他のサーバー監視ツールをカスタマイズして使用してきた場合には、機能が足りない、使い勝手が悪いという不満が生じることもあるでしょう。

awsの監視には他のサーバー監視ツールを使用することも可能です。ただ、Ping監視そのものに対応しているわけではないため、awsの仕様に合わせてツールを設定し直すことは必要です。CloudWatchと他のサーバー監視ツールを併用すると手間がかかるので、どちらかに一本化した方が良いでしょう。

awsだけでなく社内サーバーも使用するようなケースでは、一般的なサーバー監視ツールで両方とも監視するのが効率的です。既存のツールがあるならaws用にカスタマイズをし直して使いこなしていくのがおすすめです。

awsだけを利用するのであればCloudWatchに慣れた方がスムーズに監視体制を整えることができるでしょう。どちらが良いかはケースバイケースですが、他のサーバー監視ツールも使えることは念頭に置いておきましょう。

外部委託してPing監視をすると手間がかからない

awsのPing監視だけならCloudWatchでステータスチェックアラームを設定すれば簡単にできます。メールなどで通知をすることもできるので安心ですが、初期設定をするときには手間がかかります。アラートを常時チェックするのも手間になることは否めません。

このような問題を解決する手段として外部委託をする方法があります。awsのPing監視やパフォーマンス監視などをサーバー監視会社に委託すれば、初期設定もアラートの確認もすべて任せることが可能です。インスタンスが応答しない状況になったとしても、すぐに障害回復のための対応をしてもらえます。

また、基本的なPing監視への対応については自動処理をするプログラムを組んでいるサーバー監視会社もあります。人が対応するよりも早く改善できるので効率が良く、費用対効果の高いサービスを受けることが可能です。

監視の手間を減らして効率を上げたいときには外部委託も検討しましょう。

awsのPing監視は必須

awsの運用をするときにはインスタンスなどのユーザーが管理する範囲についてはPing監視が必須です。デバイスがダウンしているかどうかを判断する最も基本的な監視なので、自動監視する仕組みを整えるのが大切です。

CloudWatchでもステータスチェックアラームを設定できますが、他のツールや外部委託を利用することも可能なので、現場に合わせて適切な方法を選びましょう。

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